多嚢胞性卵巣症候群でも自然妊娠できた私の妊活

多嚢胞性卵巣症候群は、妊娠が可能な年代の女性の約5~8%に発症し、
不妊の原因にもなると言われています。

私は、3回の妊娠の後、4回目の妊活時に初めて
多囊胞性卵巣症候群(polycystic‌ ovary ‌syndrome:PCOS)を指摘されました。
特に治療は行っていませんが、その後また3回妊娠し、
自己流で合計6回の妊娠ができました。

過去6回中5回の妊娠は、1番長くても半年以内に授かっています。
(他1回は、女の子産み分け挑戦のため苦戦)


産婦人科医師によると、ひと口に多嚢胞性卵巣症候群と言っても症状は様々で、
きちんと自分の身体を把握し、きちんとタイミングを理解できれば、
自然妊娠が可能な場合も多いのです。

PCOSによる私の身体の状態と、どのように妊活していたかをお伝えします。

「妊活を始めたけれど、生理周期が長く、なかなかうまくタイミングがとれない」
という方にも参考にしていただけたらと思います。


多嚢胞性卵巣症候群とは

多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、

1)月経が不順である
2)卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある
3)男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる

上記3つが揃うと診断されます。
定期的な排卵が起きないため、不正出血が起きたり、無月経や月経不順になったりします。
このような排卵障害のために不妊の原因にもなります。

なぜPCOSに?私の場合

1.肥満体型

私は、幼少期からある競技のクラブに属し、毎日のように激しい運動をしていた為、いくら好き勝手におやつを食べても太らず、ドカ食い癖がついていきました。そんな中、小学6年生あたりからなんだか体型が変わってきて、小学校卒業を機にその競技を辞めてからは、みるみる太りました。
だいたい半年で+10kgくらい。激太りです。

思春期ですし、体型が気になりはしましたが、好きなものを好きなように食べることは習慣になっていて辞められず。。中学からも運動部で体は動かしているし、まぁこんなものかなと特になんとかしようとはしませんでした。

小学校卒業後から激太りした体重は、二十歳前後でMAX50キロ後半あったと思います。
身長は158㎝程なので、BMI=24
日本肥満学会判定基準によれば、

BMI25以上⇨肥満
BMI22 ⇨適正体重

とされており、肥満の定義には当てはまらないけれど、適正体重より大幅に太っているような状態でした。

2. 初潮から続く生理不順

中学2年生で月経が始まりました。周りの友達と比べると、やや遅い方だったと思います。月経周期は整わず、3ヶ月くらい来なかったりは普通で、いつくるのかわからない状態が続きました。保健体育の授業でも、初潮から暫くは生理不順だと聞いていたので、特に気にならず。

でも、高校生になっても大学生になっても、月経周期が32日〜60日くらいで定まらず

生理不順は一度病院で診てもらった方が良い、というのは随所で聞く機会があったように思います。

が、婦人科というのはやはりハードルが高く、放置していました、、、

妊娠までにしたこと

生理不順は気になりながらも、過去6回中5回の妊娠は、

1番長くても半年以内に授かることができました

(最後の1回は女の子産み分け挑戦の為、産み分けゼリー使用+排卵直前からのタイミングは避けなければならず、やはり妊娠率は下がりました。産み分けについてはまた別記事で。)

 妊活時やったこと

 

1.運動と減量

 

2.基礎体温の測定

 

3.排卵検査薬の使用

 

以上3つについて、詳しくお話ししていきます。

1. 運動と減量

学生時代から初めての妊娠前まで、主人と一緒にスポーツジムに週2、3日行き、
マシンでの筋トレ→ウォーキング・水中ウォーキング
をやっていました。

この頃はまだPCOSとは分かっていませんでしたが、ダイエット目的での運動のアドバイスを受けました。

「脂肪燃焼を目指すなら、『筋トレ→有酸素運動』の順番が良い」

とのことで、このような運動を続け、

妊娠時にはBMI 20程度になっていました。

体調もよく、生理周期も30日〜45日程度に縮まった為、私にとっての適正体重であったのだと思います。

ジム通いが難しくなってからも、筋トレ→有酸素運動はどこでもできますし、生活の中に取り入れることができました。

2. 基礎体温の測定

大学生時代、研究協力で基礎体温計をいただいたのを機に、基礎体温の測定を続けていました。

毎朝同じ時間に基礎体温計のアラームを設定し、できるだけ同じ時間に測定するため、生活リズムを整えることにも繋がります。

また、基礎体温を測り続けることで、生理周期がとても長かった私も、

低温期と高温期の2層にきちんと分かれているか=排卵できているか
高温期が10〜14日あるか=しっかり卵胞が育っているか・うまく排卵できているか

を、ある程度把握することができました。

PCOSと言われた際にも、すぐに担当医に基礎体温表を見てもらうことができたため、
身体の状態の把握や今後の妊活についての話をスムーズに進めることができました。


3. 排卵検査薬の使用

最も妊娠しやすいタイミングは排卵日の1〜2日前とされています。

そのため、排卵検査薬の添付文書の多くには、
次の月経開始の17日前から使用するように と記載されています。

しかし、PCOSなどで生理周期の定まらない人は、次の月経開始 が分かりません。

最終月経開始日から、

今までに1番短かった生理周期の日数ー(高温期の日数+3日) 

が経った日から排卵検査の使用を開始していました。

例えば、一番短い周期で32日くらいで高温期が14日ある場合、
32ー(14+3)=15

最終月経から15日経った日から排卵検査薬を使用し始めます。

これでできるだけ排卵検査薬の使用に無駄がないようにしながら、
排卵2日前を逃さないようにチェックしていましたが、

PCOSなどで生理周期にばらつきがある場合、どうしても排卵検査薬の使用本数は多くなってしまいます

そこで私がよく使用していたのが、海外製妊娠検査薬です。

こうのとり検査薬.NET というサイトから、大量に購入し、
1日2〜3回排卵検査薬を使用することで、LHサージを見逃さないようにしていました。

しかし、海外からの発送のため、配送方法によっては届くまでに時間がかかります。

急ぎで欲しい時はネットで日本製の排卵検査薬をまとめて買ったり、薬局で購入したりしました。


人それぞれホルモンの数値は違うので、検査薬の感度によって判定のしやすさも人それぞれです。
排卵検査薬も一度、
周期別に色んなものを試してみることをお勧めします。

同じ周期には同じ製品を使用してください。
製品によって感度が違うから、同周期の検査ごとに違う製品を試してしまうと、
排卵前のタイミングを見逃してしまう可能性があります。

また、最近テレビCMでも見かけますが、
おりものシートをつけておくだけで排卵時期をチェックできるという製品も出ましたね!


仕事の時間とかぶってしまって排卵検査薬の使用が難しい、、、という場合も、
おりものシートをつけておくだけで妊活タイミングのチェックができるなんてすごく便利だと思いました。

 まとめ 

PCOSで生理不順はあるが、排卵できており加療の必要がない場合、
①適正体重を意識し体調を整える
②基礎体温の測定を続け身体の状態を把握し、排卵検査薬と併せて妊活タイミングを把握する
③自分にあった排卵検査薬を見つけ、排卵1〜2日前のタイミングを逃さないようチェックする

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